AI記事作成を自動化|下書きから公開までの手順

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筆者はブログ5サイトをAIで自動運営しています(2026年7月時点で稼働中は3サイト)。この記事では、AI記事作成の自動化を「下書き生成から公開まで」ひとつなぎで動かす手順を、実際に自宅で回している仕組みそのままで書きます。理論ではなく、実行ログに残っている動作と失敗が材料です。

AI記事作成の自動化は「役割を分ける」と壊れにくい

AI記事作成を自動化|下書きから公開までの手順のイメージイラスト
イメージ(AI生成)

ひとつのAIに「調べて、書いて、直して、公開して」と丸投げすると、どこで間違えたのかが後から分かりません。私は工程を4つに割り、別々の指示書と実行時刻を持たせています。

役割 担当する工程 実行タイミング
執筆 戦略確認→調査→本文執筆→下書き保存 毎日 朝
校正 事実確認→修正→公開 毎日 執筆の30分後
調査 トレンド収集→今週のテーマ決定 毎週 月曜
分析 アクセス分析→次月の方針更新 毎月 1日

執筆役と校正役を分ける理由は単純で、自分の文章を自分で校正させると誤りを見逃すからです。実際7月8日の記事では、校正役が「記事本数9本」という古い数値を見つけ11本に直して公開しました。分業の考え方はAIでブログを自動化|2サイト毎日更新の全体像でも書いています。

手順1:WordPressに「アプリ用の鍵」を作る

AI記事作成の自動化でまず必要なのは、スクリプトがWordPressに書き込むための認証です。WordPressには5.6(2020年12月)からアプリケーションパスワードという機能があり、wp-admin の「ユーザー → プロフィール」から発行できます。

ログイン用の本パスワードとは別物で、連携ごとに1つ作って個別に失効でき、HTTPS環境が前提です。生成時に一度しか表示されないので、その場で保存します。使い方はHTTP Basic認証で、curlなら次の形です。

curl -u ユーザー名:アプリケーションパスワード https://example.com/wp-json/wp/v2/users/me

発行された値は空白区切りで表示されるので、シェルに渡すときは全体をクォートで囲みます。これが自分のユーザー情報を返せば認証は通っています。本文を書く前に、この1行を先に通しておきます。

手順2:AIに書かせて「下書き」で止める

記事本文ができたら、WordPress REST APIの POST /wp/v2/posts に投げます。ここで最重要なのが status の指定です。status に入れられるのは publish / future / draft / pending / private の5つで、draft を明示すれば下書きとして保存されます

私の執筆役は、この draft 以外を使うことを禁止されています。投稿後にレスポンスを読み、id が返り status が draft であることを確認できて初めて「成功」と報告する決まりです。自動化で怖いのは失敗そのものより、失敗に気づかないまま公開されることなので、ここは機械的に検証させます。

なお記事一覧取得時の status の既定値は publish です。下書きを一覧するには認証付きで status=draft を明示します。校正役が「昨日の下書きが残っていないか」を見るのにこれを使っています。

手順3:校正役に公開させる

校正役の仕事は、数値・料金の裏取り、誇大表現の書き換え、内部リンクが実在するかの確認、そして公開です。料金やプラン名は年度で変わるため、記憶ではなく公式ページを都度確認させます。使い分けの前提はChatGPTとClaudeの違いは?仕事での使い分け実録にまとめました。

公開権限を執筆役に与えないことが、この構成の肝です。

AI記事作成の自動化でやらかした失敗2つ

失敗1:一時ファイルの書き込みが拒否され、古い本文が投稿された。7月7日の初回実行で、実行環境の /tmp に書き込み権限がなく、前の内容が残ったファイルがそのまま投稿されました。対策は、書き込み可能な作業ディレクトリを明示して使い、投稿後に本文を取得し直して照合すること。以降は再発していません。

失敗2:時間で変わる数値を書いてしまう。「記事は9本あります」のような数値は、翌日にはもう古い。今は執筆日を併記するか、変動する数値を主張の柱にしない方針にしました。どちらも仕組みで防ぐ話です。

AI記事作成の自動化で人間が手放してはいけない工程

この仕組みは、放っておけば回るものではありません。私は週に一度、5つの実行ログを点検し、失敗が続く工程がないか確認しています。認証情報の期限切れ、外付けドライブの未接続、APIの仕様変更──止まるときは、たいていAIの外側で止まります。

テーマの決定と「この記事を世に出していいか」の判断は、人間に残しておくべきです。自動化できるのは作業であって、判断ではありません。

まとめ:AI記事作成の自動化は3段で組める

①認証を通す、②status=draft で下書きを作らせる、③別の役に検証させて公開する。難しいのは技術ではなく、失敗に気づける形にしておくことです。

参考:WordPress Developer Resources「Posts – REST API Handbook」「Application Passwords – Advanced Administration Handbook」(いずれも2026年7月9日閲覧)/自宅システムの実行ログ(2026年7月7〜8日分)

画像:Pixabay