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筆者はブログ5サイトをAIで自動運営しています。AIの出力チェックを目視だけに頼ると、疲れた日ほど見落とします。そこで、AI出力を自動でチェックする仕組みを作りました。この記事はその実録です。
なぜAI出力のチェックを自動化したのか

自宅の仕組みでは、記事を書く役と校正する役をAIで分けています。書く役だけの1段構成だと、初稿がそのまま完成品として扱われてしまう回がありました。
実際に、あるサブ工程(note向けの文章)で事件が起きました。1本目は人がリライトして公開できましたが、2本目は文体が硬いという理由で公開を見送ったのです。
「文体を整えました」というAIの自己申告は、正直あてになりません。ここが今回の出発点です。判定を人の感覚ではなく、数字に任せることにしました。
作ったAI出力チェックの中身
作ったのは、文章ファイルを読み込んで特定の言い回しの出現回数を数えるだけの、小さなスクリプトです。特別なAIも外部サービスも使っていません。
基準値をゼロから決めるのは、実はかなり難しい作業です。そこで、すでに人が「これなら公開できる」と判断した1本を選び、その実測値をそのまま基準にしました。
| チェック項目 | 基準 |
|---|---|
| 文字数 | お手本の実測値以上 |
| 硬い一人称の使用回数 | 0回(用途に合わせた一人称に統一) |
| 縮約・口語崩し | 3箇所以上 |
| 砕けた口語 | 2箇所以上 |
| 平均文長 | 28字以下 |
| 本文の箇条書き | 8行以下 |
| 身元がわかる語句 | 検出なし |
参考:自宅システムの実行ログ(マネタイズ自動化/実行ログ.md 2026-07-20実測)
最初のバージョンは基準が厳しすぎて、お手本にした文章そのものが3項目で不合格になりました。ここは焦らず、2回ほど基準を緩めて較正しています。
数値が全部合格でも起きた誤算
この仕組みには、後日ひとつ誤算がありました。「長文のあとに短文を置く」というルールを毎回のチェック項目に入れたところ、2日連続で文章の締め方が同じパターンになってしまったのです。
結果、「型が決まりすぎていてAIっぽい」という指摘を受けました。基準を満たすこと自体が目的化すると、その型自体が不自然さの正体になる。ここは狙っていなかった落とし穴でした。
この経験から、チェックスクリプトの説明文には「これは硬すぎないかの下限チェックであって、面白さや構成の良し悪しの判定ではない」と明記するようにしました。数字が全部合格でも、必ず人の目を一度通しています。
自分の業務でAI出力チェックを自動化する3ステップ
専門的なツールがなくても、同じ考え方は他の業務にも応用できます。ここだけ押さえておけば、難しく考えなくて大丈夫です。
ステップ1|お手本を1本選ぶ
ゼロから理想の基準を考えるのではなく、すでに人が「これでいい」と判断したものを1つ選びます。基準はそこから逆算します。
ステップ2|数えられる項目だけを機械化する
文字数や特定の言い回しの回数など、機械的に数えられる項目だけをスクリプトにします。測れないものは、無理に測ろうとしないほうが安全です。
ステップ3|合格が出ても人の目を1回残す
数値の合格は「及第点」であって「良い出来」の証明ではありません。あわてずに、最後は人が確認する工程を必ず残しておきましょう。
よくある質問
Q. AI出力の自動チェックは特別なツールが必要ですか?
A. いいえ、必要ありません。文字数や言い回しの出現回数を数えるだけなら、簡単なスクリプトで十分です。筆者は特別な外部サービスを使わずに作りました。
Q. 基準値はどうやって決めればいいですか?
A. ゼロから理想値を考えるより、すでに人が良いと判断した文章を1本選び、その実測値をそのまま基準にするほうが現実的です。基準が厳しすぎたら、お手本自身で試して調整します。
Q. チェックで合格が出れば、そのまま公開して大丈夫ですか?
A. いいえ。合格は「硬すぎない」ことの確認にすぎず、面白さや構成の良し悪しまでは測れません。筆者は合格が出た後も、必ず人の目で最終確認をしています。
自分でチェックの仕組みを作る時間がない人は、AIライティングツールを使う手もあります
Rakurin(AIライティングツール)
まとめ|数値は目安、最後は人の目で
AI出力の自動チェックは、目視だけの疲れを減らしてくれる便利な仕組みです。ただし、数値の合格は「及第点」であって、面白さや自然さの証明ではありません。
基準を満たすことが目的化すると、その型自体が不自然さの原因になります。この失敗は実際に自宅の運用で起きたことなので、同じ落とし穴は避けてもらえたらと思います。
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